No.74 Nature Play.
春が来て、
雪が解け、
葉っぱが舞うようになって、
ガン!!
いや〜、手がもげるかと思いました。
体がふっとぶかと思いました。大袈裟でなく。
30m先でも、葉っぱがかさっと動くだけで、全力で飛び出し捕まえにいく、にまさん5ヶ月。
縦横無尽に飛びかかる動きは、まるで猫か、動物番組で見るチーターのよう。
先日はinstagramでふきのとうをむしる遊びの動画をアップしましたが、
自然の中の遊びは、食糧調達でもあり、狩りごっこでもあり。
生きる術を学ぶ場なんだろうな。
私自身のフィルターを、家庭犬から野犬に切り替えたら、
なんて豊かでスキル磨きな遊びなんだ!と感動すら覚える程です。
だからこそ、この遊びを、
NO やってはいけないこと
として教えたくはなかった。
とはいえ、
YES やっていいことと
として教えてしまっては、事故の元。
さて、どうしようか。
ある時、道路で舞う葉っぱを追いかけ飛び出そうとしたにまを止め、
1台、2台、、5台、6台、と彼女が納得するまで観察させ続けてみた。
社会化も進み、既に車の存在を理解していたにまは、
ここは危なそうだぞ、とすぐに理解できたようでした。
NOでもない、YESでもない、
状況判断ができるように。
リードを止められている意味を理解できるように。
この時に、私の教えたい方針が決まったのです。
しかーし!
これは葉っぱ限定の問題ではなく、動くものを本能的に追いかけたくなるという問題。
カラスや猫を追いかければ、交通事故の元になりかねない。
リスやキツネといった野生動物に遭遇することがある地域ゆえ、
安全であれば追いかけてもOKというルールでは、動物を傷つける実害も出かねないし、
野犬出身ということもあり、一分の躊躇なく山へと入っていくにまさんなので、
にま自身が行方不明になるリスクも上がってしまう。
リードの範囲内で、というルールをプラスせざるを得ません。
そこで今度は、葉っぱの多い場所で私は腰掛け、しばらく自由にやらせてみることにした。
リードの範囲を越えれば、捕まえることはできない。
リードの範囲内であれば、自由に追いかけ捕まえることができる。
ある程度の長さのリードであることが大前提ながら、
ものすごい瞬発力を持つ彼女に対し、リードがガンと強く当たる度、
この方法でよいのだろうか、と迷いました。
それでもそのうち、遠くの葉っぱを諦め、近くの葉っぱを確実に仕留めるようになっていく。
まさに、狩りを教える親犬の気持ちな私。
そうなんだよ、相手が動いたからとむやみに飛び出したところで、獲物は捕まらない。
冷静に観察し、タイミングを考え、一発で仕留めるのよ。
そしてとうとう、飛んでいる蛾を捕まえた。
(蛾も逞しいもので、離した瞬間に逃げていったけど(笑)
遊びたい盛りのパピーは、おもちゃなんてすぐに飽きてしまうけれど、
自然の中では飽きることがない。
雪解けと同時に、草木が芽吹き、秋に落ちた木の実が見つかり、
すべてが遊び道具で、すべてが学び。
このすばらしい本能を活かす遊びを、ボールなんかに置き換えるのはもったいない、と
今日も野遊びに出かける我が家なのでした。
Apr, 2026
Happy & Natural な犬のしつけ ナチュラルドッグ
(出張トレーニング@札幌)

