No.10  北風と太陽。

inpired by ほぼ日 今日のダーリン

   

 

「北風と太陽」

 

 

北風のように、相手のマントを脱がせようと力づくで迫るのか、

太陽のように、相手が自らマントを脱ぐよう知恵を使うのか、

 

私は常に「太陽」でありたいと願う。

でも私の中にも、「北風」がいます。

 

 

頭ではわかっていても、目の前の問題を早く片付けたいと焦る程、

知らず知らず、北風になってしまったり(そして後で反省、、)

暴力や大声などという大袈裟なものでなくとも、ささいな形であれ、

相手の都合を考えず、自分の思う通りにやらせようとしてしまったり、

  

そして、本当は「太陽」でいたいのに、

トレーナーに、時には「北風」になることも必要だと言われ、

心を傷めている飼い主さんが少ないことにも気づいていました。

 

 

言うこと聞かなければ、こうするぞ!というある意味「脅し」は、

一見わかりやすいし、とりあえずうまくいくかもしれません。

 

ですが、たとえその脅しに従ってくれたとして、何を学ぶのだろう。

逃げるか、顔色をうかがうか、決して味方とは感じてもらえないだろう。

 

犬だから?犬でしょ?

いやいや、犬だって納得いかないことは、やりたくないよ。

犬だって、さぼったり、手を抜いたり、聞こえないフリして逃げたり、

 

そんな彼らの姿を見る度、考えさせられるのです。

変わるべきはどっちだろう?

 

 

でも、「太陽」は決してやさしいだけではない。

相手が喜んでやりたくなるような方法を考える知恵や、

ぶれない強さが必要なんだと思います。

  

「太陽」であり続けるための、真の強さを得たいと思う。

まだまだ迷いだらけの37歳でした。

 

 
Aug, 2011
modified in May, 2022

糸井重里さんによるコラム 今日のダーリンはバックナンバーを1日しか残さない方針なので、ここでの掲載も削除し、少し書き直しました。

書き直している今もまだまだ、迷いだらけ!

 

 

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