No.34  ちゃんと気づいてるよ。

 

 

とにかく引っ張る!
人や犬に吠えて申し訳ない。。
拾い食いが止まらない〜
 

 
様々なお悩みをお伺いした5月のお散歩レッスンでしたが、
 
いつも引っ張るからと、リードがぎゅうぎゅうに短かったり、
また吠えてしまうのが怖いから、吠える前からダメダメ!と声を荒げていたり、
拾い食いしてほしくないからと、ちょっとにおいを嗅いだだけでリードをぐいっと引っ張ったり、
 
飼い主さんの緊張や不安が、リードから伝わってくることが多い。
 
 
犬たちは、言葉がわからない分、飼い主さんの気持ちを敏感に感じとっていますので、
  
リードをゆるめてリラックスして歩くだけで、
案外あっさりと問題だと思っていた行動もなくなったりするのです。
   

 

気づいていないように見えるかもしれませんが、

 

  

ちゃーんと見えてるよ。

  

 

  

ばっちり目を合わせてにっこりしてくれたら最高にうれしいけれど、

 

そうじゃなくたって、ちょこっと顔を傾けるだけで、

犬たちの広〜い視野の中には常に飼い主さんがうつっているし、

 

何よりリードからはたくさんの気持ちが伝わってくるのです。

 

 

だからこそ、リードは丁寧に扱いたい。

 

たった指1本の力で、犬たちがそっと止まってくれたり、

何もしていないつもりでも、さりげなく方向を合わせてくれたり、

 

そんな犬の姿を見て、「犬ってこんなに繊細だと思わなかった」と

ご感想をお伺いした時はうれしかったなぁ。

    

 

がっつりリードを引く方が伝わる気がしてしまうけれど、

「あっち行く!」「ダメ、こっち!」とけんかしているようなもので、

 

それよりも、「こっち行かない?」「うーん、こっちの方が楽しいよ♪」と

やさしく会話するように歩きたい。

 

 

リードは犬をコントロールするための道具ではなく、

手をつないで歩いているようなもの。

 

本当はとっても繊細な彼らの心に寄り添うように、

やさしいリード使いができる人であり続けたいなぁ、と思うのでした♪

 

 

Mar, 2011

 

 
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