No.31 信じるきもち。
改めて感謝の気持ちでいっぱいの年末です。
少しでも犬たち、そして飼い主さんに笑顔をお届けできただろうか、
もっと違う形でできたのではないか、と1人反省会をしつつ、
きっと私自身もこの1年で大きく変わったんだなぁ、と気づきます。
皆さまとの出会いが、私をまた成長させてくださいました。
そんな心からの感謝をお伝えしたくて、今年お会いさせていただいた
お1人お1人のお顔を思い浮かべながら、カードを書きつつ、、、
1年を振り返って頭に浮かんだのは
「信じる」
という言葉。

犬を信じるということ。
どうしても吠えるのをやめさせられない、
噛んでくる、他の犬と仲良くできない、などなど
今年もたくさんのお悩みをお受けしてきましたが、
多分できないよね。
この子はやっぱりダメかも。。
と心のどこかにあきらめがひそんでいるんじゃないかなぁ、と思うのです。
でもね、できないのはちゃんと理由がある。
希望的観測ではなく、なぐさめでもなく、
絶対にできる!といつだって私は確信していますよ♪
あなたなら絶対できるよ!
サポートするからね!
と、犬を信じていっしょになって向き合い始めた瞬間から、
犬たちが変わり始めた場面にたくさん出会えた1年でした。
いっしょなら、なんだってできるよね♪

人を信じるということ。
犬が攻撃的になる時、その多くは「やめて!」という言葉の代わり。
それを無視してやり続けたり、逆に叱ったりすれば、
例えば手が近づくだけ、ちょっと触られただけ、近づくだけ、
本当に嫌なことをされる前から、吠えたりうなったりするようになってしまう。
人にとっては「たいしたことない」と思えるかもしれないけれど、
犬にとっては大事(おおごと)なのです。。。
そんな犬たちに、もう一度人を信じる気持ちを思い出してほしくて、
触られるのってあったかいよね、だっこされるのってうれしいよね、
そんな気持ちを取り戻してほしくて、
行動だけ治ればいい、ではなく、
本当に人を信頼して身をまかせられる関係になってほしい。
そんな想いを強くした1年でした。

そして、最後に愛犬、凛へ。
6月末、ありえない程のスピードで進む病気、そして余命数日宣告された日、
いちかばちかで治療をすすめるか、しないのか、、
命の選択が私の手の中にありました。
「辛かったらがんばらなくていいんだよ」と話しかけた時、
はっきりとNOの意思を伝えてくれたこと、毎日感謝してるよ。
私には本当の声は聞こえないけれど、
あの時確かに生きようとしているあなたの力を感じることができたんだ。
その時から、獣医さんに何と言われようと、大変な治療だったけれど、
あなたの生命力、精神力なら乗り越えられる!と心から信じることができた。
「信じる」ということをこんなに意識したことは今までなかったかもしれません。
また、あなたに教えられたね (^^)
なんだかしんみりしてしまいましたが、
1年の振り返りということで、どうかお許しください。
「信頼関係」という言葉はなんだかチンプな気がして好きじゃなかったのだけど、
犬を信じる、そして信じてもらう、ことのすばらしさを改めて感じた1年になりました。
FacebookでもたくさんのLikeやコメントをいただき、ありがとうございました ^^
つたない文章ばかりではありましたが、心だけは込めて書いています。
何か一つでもヒントにしていただけたとしたらうれしいです♪
オープンな気持ちで犬たちのことを考える場にしていけたらなぁ、と
思いますので、これからもどうぞお気軽にコメントくださいね!
それでは、
2013年も犬たちの笑顔と共に、
皆さまが Happy な毎日を過ごせますように♪
Orie xx
Dec, 2012