No.29 気づいたらよくなっていた、がちょうどいい。
ここ数年、犬のことばかり勉強して過ごしてきたので、
札幌に越してきてからは、自分の専門外のことにもちょっと目を向けて、
セミナーや勉強会に出かけたりしています。
(そうはいっても、半分以上はやっぱり犬に関わることだけど ^^;)
そんな中、講師の皆さんが必ずおっしゃるのが、
形式にとらわれず、
1つに固執せず、
気軽にどんどん生活の中に取り入れていってほしい
ということ。
仕事として犬と向き合っている立場としては、
どうしても一つ一つに真剣になりすぎてしまうので、
もうちょっと肩の力を抜いた方がいいのかな。
と、まずは自分のために、愛犬のためにと始めたのは、
ハーブや食養生(東洋医学)など「食べる」こと、
そしてTタッチやマッサージなどの「触れる」こと。

これをやったら危険ということだけきちんと頭に入れておきさえすれば、
失敗なんてないのだから、自己流だって構わない。
一度や二度試して終わりではなく、日々の生活の一つとしてやってみよう
と、遊び感覚で始めたら結構はまってしまい、
自分にも、犬にも感じられる日々の変化がうれしくて続けています。

マッサージなんて好きじゃないと思ってた犬が、
自分からスリスリしてくるようになったり、
ハーブティーが午後の休憩の選択肢の一つに加わってから、
お肌の調子が格段によくなったり、とか(私の!)、
深く勉強するのはちょっぴり先延ばしにしたっていい、
まずは楽しんで、感じてみることが大切だね。
本当にそれが効いたかどうかなんてわからないし、
その一つだけで薬のように効く訳じゃないけれど、
(不摂生してハーブティー飲んだってダメだし、、)
どれが効いたかなんて気にしすぎずに、
何でも試してみて、気づいたらよくなっていた、っていうくらいでちょうどいい。
セミナーでいただいた言葉がすとんと心に響いたのでした。
p.s. しつけも同じだね!

我が家の犬が甘噛みがひどかった頃、悩んで悩んで、毎週スクールに行く度に相談してたっけ。
ごはんのあげ方だったり、遊び方だったり、だっこの仕方だったり、接し方を見直して、
散歩に連れて行くのも、犬同士で遊ばせるのも、たくさん機会を作って、
ぜんぶぜんぶやっても手は傷だらけで、どうして〜〜〜〜!と泣きそうになった頃、
気づいたらすっかりやらなくなっていました。
昔の写真を見ていたら、そんなことを思い出して書いています ^^
今でもどれが特効薬だったかなんて、わかりません。多分、ぜんぶ必要だったんですね!