No.63  それ、食べるつもりじゃなくて、嗅いでいるだけかも…!

 

まだまだ寒いながらも、雪が融ければ気分は春!
 
犬たちも、アスファルトの上を歩く感触を思い出した頃でしょうか。

 

ハルのにおい?

 

 

 

とはいえ、、、
少しずつ土も見え始めてたというのに、私はまだ緑の風景が全くイメージできません。
3ヶ月も真っ白な世界で暮らしていると、すっかり忘れてしまうのですよね。
 
きっと、犬たちも同じ。
犬たちは、目、耳よりも鼻に頼って世界を認識していますから、特ににおいがガラリと変わる春は、確認作業に忙しいのではないかと思います。
 
 

 

拾い食いのご相談が増えるのも、毎年この時期。
 
よ〜く観察してみると、

実はにおいを嗅いでいるだけだったり、

咥えて確認したら口から出していたり、

その多くは確認作業だったりするものです。
 
犬は野生動物ではないけれど、当然のことながら「食べられるもの」と「食べられないもの」の区別はちゃんとつきます。
もし口に入れたとしても問題ないような木や葉っぱ、飲み込めないような大きなゴミには目くじら立てず、ゆっくり確認させてあげましょうね。

 
気が済んで、自分から離れるまで!
 
 

 

 

そんなの無理〜!!

 
愛犬が何かを飲み込んでしまった経験をお持ちの方は、どうしても怖くて「においを嗅いだだけ」でリードを強く引っ張り、大声を出してしまうかもしれません。お気持ちはよくわかります…(>_<)
 
が… そうすると、本当は嗅いでいただけなのに、慌てて口に咥えてしまったり、取られると感じて飲み込んでしまう犬たちも少なくありません。
 
お互いにドキドキピリピリなお散歩になってしまうくらいなら、まずは2,3週間、ゴミの少ない場所を選んで歩きましょ。
一切嗅いじゃダメ!とリードをギチギチに持って緊張させてしまうではなく、安全な場所をたくさんたくさん嗅がせてあげてくださいね。
その内、春のにおいにすっかり慣れた頃、確認作業も減ってくるはずです(^^)
 
 

 

ちなみに、犬たちは「食べられるもの」と「食べられないもの」の区別がつく、とどうして私が断言しているかと言いますと、ヒントは2-4ヶ月齢のパピーの頃にありました。
 
お散歩デビューしたての頃のパピーは、人間の赤ちゃんが何でも口に入れてしまうように、目の前にあるものすべてをまずは咥えてみて確認します。石でも木でもゴミでもまさに何でも!
 
ですので、安全な場所を選ぶことは大前提ですが、
気が済むまでその確認作業ができた犬たちは、硬さや味やにおいを覚え、あっという間にビニールやタバコなどはすぐに口から出すようになったり、興味自体を持たなくなるのです。
(食べ物は「食べられるもの」として口に入れるでしょうから、そこは教える必要はありますけれど。)
  
  

 

うちの子、大丈夫かしら…と、ご心配な方は、まずはセルフチェック!
大きな木の枝など飲み込む危険性のないものを口に咥えた時、「いいの見つけたね〜」とそのまま穏やかにお散歩を続けてみませんか?
しばらく宝物として運んでいく子もいれば、別のにおいに興味を魅かれて取り替える子もいます。案外あっさり置いてくるかもしれませんよ(^^)
 
 

 

あと少し、土や草のにおいも嗅げるようになると、犬たちも少し浮足立ちつつ、体も心も伸びやかに変化していくでしょう。
「しつけ」と頑張りすぎる前に、犬たちといっしょに楽しめること、今年もたくさんたくさん重ねていきましょうね♪
 
 
 

 

<注> 
もし嗅ぐ間もなく何でも飲み込んでしまう場合などは、ストレスや緊張でそれが「食べられるもの」かどうかを判断する余裕すらなくなっている可能性もあります。 
誤飲は命に関わるもの。 このコラムは決して拾い食いを軽く考えているわけではなく、まずは本当にそれが拾い食いなのかどうかの切り分けをして、お互いの負担を減らすことが必要だという視点であること、ご理解くださいませ。
それぞれに原因は異なりますので、ご不安な場合はご遠慮なくご相談くださいませ!   
  

 

Mar, 2019

 

 
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